皆さんはワイドを購入する時に、どのような点に注意していますか?
1着から3着を順不同で当てる「ワイド」にはワイド流しなどいくつかの買い方があります。
その中でも今回紹介する「ワイドボックス」は多少癖のある買い方にはなっていますが、しっかりと利益を出すことができる買い方です。
ワイドは配当が低いことから遠慮がちという方にも、対策を紹介していきます!
少々買い方がわかりにくいワイドボックスですが、今回はとてもわかりやすく説明していくので、この機会に完全攻略して、これからの競馬予想に役立ててみてください。
そもそもワイドボックスってなに?
まずは、単勝や3連単などと比較すると、少しややこしい券種のワイドボックスについて分かりやすく説明して行きます。
ワイドボックスとは複数選択した馬の組合せを購入する買い方の事です。
以下の例を参照してください。
選択した馬番が③・⑤・⑨の場合、買い目は③-⑤、③-⑨、⑤-⑨の3点となり最低投票金額は300円になります。
では、買う頭数が①・②・③・④・⑤の5頭ボックスではどうなるでしょうか。
①-②、①-③、①-④、①-⑤、②-③、②-④、②-⑤、③-④、③-⑤、④-⑤の10点となり最低投票金額は1,000円になります。
これなら3連単、3連複で良いのでは?と思うかもしれませんが、それらの場合だと1頭でも来なければ外れ馬券になってしまいます。
「1番人気は飛ぶ可能性があるけど入れておきたい」という場合にオススメの買い方となっています。
狙いたい馬同士の組合せがいくつかある場合には、今回紹介するこのワイドボックスを使ってみましょう!
オススメのワイドボックスの買い方
では、実際にワイドボックスの買い方について詳しく説明していきます。
結果から説明すると、多くても3、4頭ボックスで購入すると良いでしょう。
その理由として、あまり多く買い目を増やしてしまうと購入額も増えてしまい、配当の低いワイドボックスではトリガミになってしまう可能性があるからです。
ただし競馬はギャンブルなので、「絶対」は存在しません。
期待値の高い馬が複数いるレースや頭数、距離、オッズによっても購入する買い目の数は変動します。
例えば、1番・2番・3番人気が絶対に来るだろうな、と予想できるレースの場合にワイドボックスを買ってしまうと配当金が非常に低くなることが多く、もはやワイドボックスを購入するよりも、3連単、3連複のほうが購入するメリットは高いと言えます。
また、10頭立てのレースと18頭立てのレースでは同じ頭数のボックスは買わないでしょう。
ワイドボックスは買い目が多いという点で、購入額を上回る配当を得なければ結果「負け」となってしまいます。
つまり、堅いレースでワイドボックスを買っても、的中はするが回収率という点では低いものになってしまうので、基本的には人気馬に穴馬をプラスした買い方をオススメします。
ワイドボックスは魅力的
ワイドボックスにはどのような魅力があるのでしょうか?
ワイドボックスは基本的に多点買いで予想するので、平均して配当が低い傾向にありますが、ワイドボックスで3つの的中を狙う事で回収率を上げることができます。
どういうことか説明すると、ワイドボックスには1レースで的中馬券が3つ(1着2着、1着3着、2着3着)が存在します。
少々難しいですが、上手くいけばこの3つを全て当てることで高配当を得ることができます。
ワイドボックスのメリット
ワイドボックスの最大のメリットは買い目が増えることで的中率も上がる点でしょう。
3連複や3連単を購入するよりもワイドボックスを複数買うことで的中率を上げ、リスク分散できるため、大きな博打を打って稼ぎたい、という方よりも安定的に勝ち続けたいという方に向いてると言えます。
ワイドボックスの特徴でもある買い目を増やすことで的中率を向上させ回収率重視の買い方を目指すのがオススメです。
また、平均配当が低いワイドボックスですが、人気馬と大穴馬を絡めることで配当を高くすることもできるので、組合せ次第では高配当も狙える券種になっています。
ワイドボックスのデメリット
人気の券種ですが、ワイドボックスはメリットばかりではありません。
ずばり、ワイドボックスのデメリットとして「配当が低い」という最大のデメリットがあるため、買い方次第では損をする可能性が高くなるので注意して購入しましょう。
的中させたいがために点数を多く買ってしまい、当たったけどトリガミになってしまったという方も中にはいるのではないでしょうか?
また、比較的リスクの少ない券種ではありますが、ボックス買いで点数を多く買ってしまうことで、当然ですが不要な馬券まで購入することで回収率は下がってしまいます。
ワイドボックスで点数を増やすと、的中確率は各段に上がりますが配当金が購入金額を下回る可能性もあがるので、それを回避するオススメの買い方としては堅い人気馬と大穴狙いの馬を選んで購入すると良いでしょう。
以上のことからワイドボックスを買う場合は適当に買ってしまうと、購入額ばかり増えることで、結果的に負けてしまうのでレース選びが重要という事になります。
ワイドボックスでも高配当を狙える!
配当の低いワイドですが、今までの競馬史の中で歴代の高配当金を紹介します。
なんと歴代1位の高配当金は「12万9000円」だそうです!
では、どのようにして的中させたのでしょうか?
このレースはなんと、14番人気と15番人気のワイドを的中し、この「12万9000円」の払戻金を獲得したようです。
人気馬と穴馬で予想するのがワイドのセオリーですが、人気の低い穴馬同士を見事的中させた例と言え、このレースがおこなわれた中京競馬場はダート1800mのコースで最後の直線は上り坂になっており、強靭なスタミナを持つ馬が有利なレースとなっています。
この馬券主はただの勘だけで購入したわけではなく、しっかりとコースの特性や距離を分析して的中させたと言えるでしょう。
人気馬に流されず、馬とコースの相性を予測することで、このような高配当を得ることができるのもワイドの魅力なので、馬場の状態やスピード指数、過去のレース映像までしっかりとチェックして穴馬を狙ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は競馬予想で人気のワイドボックスの買い方について紹介しましたが、参考になったでしょうか?
的中率が高いことから継続的に安定して勝ち続けたい人にはオススメできる買い方と言えます。
しかし、高配当の穴馬を狙うには馬場の状態や過去のレースなど様々な条件を分析する必要があるので、ある程度の知識を持ってから挑むことで低配当になりやすいワイドボックスでも、高配当を狙える事が分かっていただけたかと思います。
ワイドボックスは初心者にとっても買いやすい券種といえるので、これから競馬で稼ぎたいという方も、今回の記事を参考にしてワイドボックスで予想してみてはいかがでしょうか?